昔家族で住んでいたマンションを売りました。
父が亡くなり、子どもはそれぞれ独立しました。
元々所有権は私にあったので、それを売却することにしました。
それまでは、他の家族に貸していたのですが、マイホームを購入したその家族が出ていくことになり4DKのマンションは空家になってしまい、さらにマンションの残債が残っているたので、売却に至りました。
所有権は自分にありましたが、売れなければローン返済のために主人に迷惑がかかると思い、けっこう切実でした。
マンションは築35年ほたっていたので、資産価値がどれくらいあるのかわかりませんでした。
机上査定で話題のイエウール経由でスターツの営業店に依頼しました。
価格は、自由に決めていいことを教えてくれました。
参考価格として、周囲の売り物件価格も見せてくれました。
一番の懸念は、カビでした。
マンションに住み始めてから最初に湿気がひどいことに気がつき、住んでいる際に壁や窓にカビがついていました。
それが、非常に体に悪く、自分は毎年6月くらいになると咳のために眠れなくなるような状況でした。
このカビの条件は売れない要因になるのではないかと思っていました。
その不安に関しては、お客様から環境など聞かれたら答えるということでした。
350万~400万で売れればよいほうだろうと思っていました。
残債は350万円くらいありました。
ただ、庭付きで1階のマンションだったので、それを気に入る人がいるかもしれないと思いました。
陽当たりは東に向いていて、午前中もあまりよくない感じでした。
午後は部屋が暗くなってしまう物件でした。
リフォームもせず、壁紙ははがれたままで、印象はどれほどのものかな?と不安でしたが。
相場より50万ほど高めの600万円で提示し、広告を作成してもらいました。
WEBにも掲載、店頭にも掲載という形です。
すると、1週間ほどで、購入したいという希望者が現れました。
50万下げて550万での希望だということでした。
理由はリフォーム代がかかるからということでした。
スターツさんの話によると、店頭でたまたまポスターを見かけ、1階のマンションを探していた独身の男性が現金一括で購入したいと希望しており、しっかりした身分の方だとのことでした。
自分としては、それまでの近所づきあいもあり、良識のある人に購入してもらいたい、住んでもらいたいという思いがあったので、その意味でもスターツの担当者は大丈夫だと言ってくれました。
快諾し、手続きに至りました。
結局、残債は整理でき、手元に200万円ほど残りました。
自分としては、ありがたかったです。
ところが、その後、その男性はすぐに出て行ってしまったと聞きました。
理由は定かではないのですが、カビは気になったのではないかなぁと思いました。
あとで、元不動産会社に勤めていた親戚の人に、「売れない物件はずっと売れない、(私には)不動産運があるのだ」と言われました。
あの古い物件が、あの購入してくれた男性にわたらなかったら、もしかしたら残債を払わなければいけなくなっていたので、本当にありがたい話だなと思っています。
スターツのスタッフは誠実で、信頼がおけました。